2/13, 2020

昼間は少年の小学校へ赴き1/2成人式。4年生ひとクラス40人×5クラス=計200人は僕らの頃のようだ。4年生ひとクラス38人だけだった板橋区A町の小学校とは雰囲気が違う。その後懇談会→担任の先生との面談。宮口幸治の著作『ケーキの切れない非行少年たち』を読んでいて思ったこと。実際に起きている問題【甲】があったとして、それへの対処法、その取捨選択に問題と巾がありすぎて、【甲】の解決それ自体がイシューではなくなってしまう。親はただ子育てをしたいだけなのに。転校して2週間、少年は学校で何があったか簡単な言葉でしか言わない。つまり何があったか言わない。ならばどのように訊くのがよいのだろうか?

 

駒場東大前アゴラ劇場にてロロ『四角い2つのさみしい窓』観劇全編に濃厚な死の気配が漂う。そして物語が進むに連れ舞台上のすべて(事物/人物/関係/時間/空間/愛/欲望)がゲシュタルト崩壊を起こし、ロロの“魔法”の裏側に実は貼り付けられていた底が抜けるような恐怖に気づく。たとえば舞台上の「な」が「な」に見えなくなり「む」を「む」と読めなくなったとき、物語はお芝居は演劇はどうなるのだろう? 役者陣全員が素晴らしかったが、森本華の緩急と島田桃子の発声(の方法)が鮮烈な印象を残す。